東京おひとりさま

注:おひとりさまなときも、そうじゃないときもあります

【広島でお好み焼き】超有名店『電光石火』@駅前ビルは10時の開店直後が穴場!

 

こんにちは、なつみです。

 

毎年恒例の広島は西条の酒まつりに行ってきたので、ついでに広島を観光してきました。まずはお好み焼きからスタート!

 

駅前の年季の入ったビルの6階に「駅前ひろば」というお好み焼き屋さんしか入っていないフロアがあります。お目当ては10時オープンの『電光石火』。

 

電光石火

https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13206700/

食べログ★ 3.56

 

10:15くらいに到着したところ、先客が5組ほど。すんなり席について注文して待っていると、私の次のお客さんからは「焼き上がり30分かかります」とのこと!一度に複数作るオペレーションで、キャベツをしっかり蒸し焼きにしたりするので、時間がかかるんですね。

夜再訪しようとしたら、40分以上待ちと言われてしまいました。人気なんですね。

 

待つこと10分くらいでしょうか。店名と同じメニュー「電光石火」が到着。速さは電光石火ではないですね。

こちらの電光石火というメニューは、豚としそ入りです。

 

特徴はこのフォルム!ふんわりと玉子で包まれたお好み焼きです!

 

広島のお好み焼きは、粉ものという感じではまったくなく、薄いクレープのような生地を最初に焼き、キャベツを蒸し焼きにしてゆでたそばまたはうどんを載せて、最後に目玉焼きをのせるという感じで、焼きそばを分割したような内容です。

 

広島焼きと言うと広島の人に怒られるそうなのでお気をつけください。なお、広島の人は大阪のお好み焼きは「大阪風お好み焼き」と思っており、広島のお好み焼きこそがお好み焼きであるという認識だそうです。

大阪と違い、お好み焼きは外で食べるものらしいです。(広島県人談)

 

肝心のお味は、細い千切りのキャベツがあまくてふんわりとしていて、おいしいです。豚肉はかなり固くなっちゃってましたね。キャベツとからんで入っている大葉がなんともいい感じ!ソースは上にかかっている部分だけなので、手元のオタフクソースで味付けします。

 

味だけなら多分ほかにもっとガツンとおいしいところがあるんだろうな。でもこのふんわりな見た目とキャベツの甘さは特有ですね。実は今回で3回めだけど、はじめて広島でお好み焼きを食べるならぜひともお薦めしたいとおもいます!

 

ごちそうさまでした〜!

 

【呉冷麺!】呉冷麺は平打面の冷やし中華のことだった!?

 

こんにちは、なつみです。

 

広島に来ています。今日は呉です。

 

この世界の片隅に」を昨年見て呉に興味を持って来てみました。

大和ミュージアム、軍港だったところなどの見学の話はTwitterのほうに書いてますが、こちらのブログは食べ物を😊

 

呉の名物は海軍カレーと呉冷麺!とのことで、まずは呉冷麺発祥のお店、珍来軒さんに行ってきました。

 

呉冷麺、こちらです!
f:id:natsumi_k:20171007082135j:image

想像と違うモダンな店内で(失礼)、平打でつるつるぷりぷりの麺、濃いめピリ辛の甘酸っぱい醤油だれ。そこに酢からし(酢に唐辛子が入ってる)または黒酢をかけていただきます。

これは、夏じゃなくても食べたくなる味かも!味はかなり濃いめでした。

 

ごちそうさまでした!

次は海自カレーのはしごです😊

【あなごめし】瀬戸内海の歴史ある町並みの船宿でいただくあなごめし!&大長みかん

 

こんにちは、なつみです。

瀬戸内海の島、大崎下島の御手洗歴史保存地区でお昼をいただくことにしました。

 

こちら、なごみ亭。あなごめし専門店!(食べログにはアジ定食が出てますが、ありませんのでご注意)

 

昔ながらの船宿の風情で、メニューはこちらの「あなごめし」1品のみ。

おかあさんたちの非常に気持ち良い元気な接客で、2階のお座敷から穏やかな海を眺めながらいただきます。

いわゆるふわふわした穴子ではなく、関西風というのか、けっこうしっかり歯ごたえのあるあなごです。蒸すのではなく焼いている感じ。このすばらしいボリュームのあなご、あっというまに平らげてしまいました。おいしかった!

 

2階からの瀬戸内海の眺め。このとき少し雨上がりで曇っていたけど、お店を出る頃には暑いくらいの日差しで、海もキラキラととてもキレイでした。

 

外観。

 

食後に御手洗歴史保存地区をお散歩。

こちらの新光時計店は、日本や世界から修理の依頼がくる高い技術の時計店だそうです。お休みだったけど、作業台には東京都杉並区、など書かれた依頼の札がたくさん載っているのが見えました。

 

江戸の風情がある町並み。路地をふと見ると瀬戸内海が見えたりして、とてもおだやかなところです。

 

「歴史が見える丘公園」からの瀬戸内海の島々。

瀬戸内海には本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」のほか、こちらの大崎下島などをとおる「とびしま街道」というのがあるんですね。今回は呉のほうからとびしま街道を通って大崎下島、そこからフェリーで三角島にいってきました。レモン、みかん、はっさくなどの畑が豊かな日差しを浴びていました。

 

なんて穏やかな海と空。

 

ここで生まれていたら、多分私の人生はぜんぜん違うものだっただろうなぁ。

 

瀬戸内海の海って、眺めていると本当に穏やかな気持になりますね。

 

さて、丘を降りてしばらく走ったらみかんの直売所が。大崎下島は「大長」という地名で呼ばれていて、こちらの「大長のみかん」はとても有名だそうです(みかん事情にあまり詳しくなく、初めて知りました)。

そのみかんまるごと絞ったみかんジュース、100円。おばあちゃんが注いでくれました。

先日、みかんの小袋もぜんぶ取り除いた「極しぼり」というものを飲みましたが、それよりもおいしいんじゃないかと思うほどのフレッシュ感。逆に小袋とか除かないほうが自然なフレッシュさが味わえるのかもしれないですね。

 

2キロで300円!この横ではおじちゃんがひたすらみかんを計量しながら袋詰していました。

 

おだやかな海ときれいな青空、元気な日光をあびて育つみかん、おいしいわけです!

 

あなごめしとみかん、ごちそうさまでした!

 

 

【広島の老舗】たこつぼ@八丁堀(広島)は三代目のトークが知識の泉の独演会だった!

 

こんにちは、なつみです。

 

大阪出張から広島入りしたのでさっそく広島の美味しいお店にやってきましたよ。

 

たこつぼ

https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34002931/

食べログ★ 3.92

 

この店主で三代目、戦前から続く老舗です。戦前は路地のどんづまりあたりにあり、たこつぼのように人があつまることから付けた店名とのこと。戦時下でも軍のお偉いさんが通ったため、食材が軍から支給されていたそうです。すごいお店。

 

いかにも老舗という風情のカウンターで大将の話を聞きながらいただきます。

 

私この一杯目のビールの写真好きでついついいつも撮っちゃう。

 

こんな感じで、たくさんの小鉢がどんどん、どんどん出てきます!

右のひたし豆、おいしかったなあ。ひたし豆は青豆を一度乾燥させて戻して作るんですって。枝豆だと思ってました・・・。実家のほうではお正月にかずのこと一緒にこのひたし豆を食べます。

 

いたら貝(いたや貝)あぶり。ホタテのような貝で、ホタテは両方がぷっくりしているけれどもこちらは片方は平ら、片方はぷっくりだそう。

 

大畠の鯛。大畠瀬戸という、山口県柳井市にある鯛釣りで有名な瀬戸だそうです。糸崎より西のタイを食え、というのが関西以西では言われる有名な文句らしく、それを聞いて以来、広島駅発糸崎駅行きのJRが目に入ってしょうがない。

糸崎の西には棚があるため若布が生える。その若芽を食べる小エビを食べるから鯛が美味いとのこと。通常鯛の餌はいかなごだけど、ここはそんなエビを食べているから豊かな味がするのだそうです。

 

お酒は賀茂泉さんの、たこつぼスペシャル。ボトルは普通のだけど、中はたこつぼ専用になっているとのことでした。

 

真鯵!脂がのっていて、おいしい!

 

つまみの焼き物。小エビ、銀杏、いかとんび、フレッシュなえだまめ。

いかのとんびは幼少時代なぜかよく食べました。父が酒飲みなので、私の幼少期の食の思い出はほとんどつまみ。銀杏はこの季節、とても色がきれい!

 

安芸の牡蠣!産卵をずらしてこの時期でも美味しく食べられるようにしたものだそう。身が大きく、この特製のネギごま油であつあつおいしい!

 

ずらりと、お刺身。

周防大島(屋代島)は伊保田のうには、北海道のものとはぜんぜん味が違う。なんというんでしょうか、さっぱりしているというか。

ニシ貝(アカニシ)は鮑のよう。鮑は草食でワカメや昆布を食べるけど、ニシ貝は肉食だそう。刺し身はこりこり、熱するとやわらかい鮑に対し、ニシは熱してこりこり。おもしろい。鯛、味、しゃこなどがたっぷり。

 

さざえ。こちらのサザエは波がおだやかなところで生活するため、トゲトゲが要らないそう。肝の奥の奥までまったく臭み・苦味がない!汁を飲み干せちゃいます。

 

お刺身を食べているそばから、どんどん次のつまみがやってきます。

なんと、生しゃこ!!初めて食べます。子持ちの生じゃことのことですが、みずみずしくやわらかく、甘い!!こちらは殻剥きが難しいため出しているところがほとんどないそうです。

 

とこぶしの肝ソース!とこぶしは鮑と異なり肉食だそう。

 

わさびは、信州のモチヅキ君の〜とおっしゃっていましたが、詳細はよくわかりませんでした。しかしキレイですっとした辛さで、これをつまみに日本酒が飲めます。

 

お次は焼き魚。(なんかのカマ焼きでしたが、忘れちゃいました><)

 

ひらそ(ひらまさ)、おきあじ

 

最後はひつむし。穴子たっぷり!

 

上万(うえまん)さんの青きな粉をまぶしたお餅!上万さんは広島の老舗の粉屋さんのようですね。

上万糧食製粉所

 

最後は、いちじくの姿煮ですが、私の知ってるいちじくの姿煮と違う・・・!いちじくの汁だけの甘さだそうです。これ以上煮ると崩れてしまう、その絶妙なところまでにして、冷やして出してくれています。

 

大将はとても粋な人で、毎月東京に芝居を見に通っているそうです。東京の老舗にも非常にお詳しく、食材の知識が泉のように溢れ出て、語り口は漫談のよう(笑)

 

私は東北出身、東京暮らしなので中国地方の食材は未知なものが多くとても勉強になりました。地名や店名、こちらの方言での食材名など知らないものもたくさんあったので、メモしてこのブログを書く前にはいろいろ調べました。瀬戸内海の食は本当に豊かですばらしい!このあたたかくおだやかな気候のように、あたたかく素敵な人達ばかりですし、食べ物も、鮮度がよく素材の味が光る!広島5日間の旅と言うと広島の人にも「あんんたどないすんねん、そんなに見るとこないけん…」と言われたけど、こんな豊かな食がある広島は、もっと長期滞在しても飽きないのではと思いました。

とても楽しい広島初日ディナーでした。ごちそうさまでした!

 

【癒しのレストラン】Nouri @ Singapore はシェフの優しさに満ちた最高の空間!

 

こんにちは、なつみです。

 

シンガポールで、最高のレストランに出会ってしまいました。

 

レストランを構成する要素は、味、食感、食材、香り、プレゼンテーション、ワイン、食器、テーブル、照明、雰囲気、シェフ、スタッフ、などなど様々であり、しかもこれはもちろん単体ずつ評価できるものではなく非常に複雑に絡み合うのはご承知のとおり。

しかしそのすべてが非常に優しくて新鮮で、料理には工夫と愛情と情熱がこもっていて、そしてもちろん抜群に美味しくて心から幸せになれる、そんな素晴らしい場所に出会ってしまいました!

 

それがこちら、Nouri です。

nouri.com.sg

 

店名の由来は、What you nourish, nourishes you. 

食べること、感じること、想うことの大切さを、このレストランにいる時間のすべてで教えてくれるような店です。

 

Time Outにも記事がありますね。

www.timeout.com

 

ブラジル出身で、ミシュラン一つ星も獲得したIvanシェフがなんとわずか 7週間前にオープンさせたそう。紹介してくれた友人に感謝!

 

最初は入り口のバーカウンターで初めの1杯を飲みつつ、カウンターのお兄さん(中国系のすごくいい人!!)と談笑し……のはずなんですが、ちょっとフライトまで時間がなさすぎたので、さっそく席に通してもらっちゃいました。

 

しかしこのカウンター兄さんがあとで素晴らしいサービスをしてくれて、感動。

それについてはのちほど。

 

5 courses と 7 courses があったのでもちろん 7 courses をお願いしました。

 

店内はキッチンと席の隔たりがない、まさにオープンキッチン。奥には個室もありましたよ。

 

なんて暖かい雰囲気。

 

 1杯目のシャンパン。

Champagne Chartogne Taillet

シャルトーニュ・タイエ

とても柔らかく、きめの細かい泡が、こちらのお店を象徴するかのよう。

 

お料理はスターターの Bread and Broth.

パンを目の前の食事のパートナーと分け合って食事をスタートさせるというコンセプトだそう。一人なので分け合えませんが。ライ麦の sourdough です。 

 

こちらのお店ではマレーシア北部の契約農園から60%程度の野菜を仕入れているそうですが、右はそのお野菜6種類を煮込んだBroth(だし、というかスープというか)セロリが香る、深みとさわやかさのある素晴らしいBroth.

 

左は、Chees and Vegitable Brothとのことで、カンテサンスのスペシャリテのミルクパンナコッタのようなものかと思いきやあたたかく、お豆腐のようにゆるくかたまっていて、とても優しい味!

 

お次はSnacks. 

手前:ピクルス、フェンネルの花、Peppercorn(黒胡椒の実), チーズ

奥:黒ライスクラッカー, ウニ, マンダリン

右:Idli butter(イドリー, つまり南インドのライスケーキ), キャビア

 

しっとり、サクサク、ふんわり、とろーり......

いろんな食感が楽しめる。まさにスターターにふさわしい、心を踊らせてくれるような1皿!

 

さて、ワイン。

Penedes. 香りはどことなく鰹出汁。甘くすっきりしていて、最初はこれくらいがきっと適切。とてもカジュアルなテイストの白。

 

ブラッターチーズにoat broth, 一番上にはpetai leaf というとても香りの強い東南アジアのお野菜。その豆は英語でSmelly beanというらしく、つまり、とても臭いそうです。お野菜のお味自体は、にんにく、干ししいたけのような味で不思議。やや塩味も感じる。これは面白い! 私は大好きになりました。

さきほどのワインの出汁の香りとも良く合います。

 

お次のワイン。

Weingut Fred Loimer

オーストリアのワインだそうです。グリーンペッパーのようなスパイシーさが少し、ビター度がさっきのワインよりややアップ。お料理もだんだん味が濃くなっていくのでしょう〜

 

次のお皿……きたあああああ!

いい香り!!!!!

 

King Crub Cheong Fun.

Cheong Fun, つまり腸粉ですね。お米の点心。ぷるんぷるんのつるんつるんで、下にはKing Crub(タラバガニ)!上には細ネギ、桜えび、レモンと出汁の風味のコクのある豆乳のエスプーマ、ちょっとクリスピーな食感はなんだったんだろう。右下には鰹節のようなものが。

 

とにかくおいしかった。

とにかくおいしかった!!!

おいしかったーーーーー!!!!!

おかわりしたい。。。

 

お次はなんと日本酒です!

大吟醸 九郎左衛門 雅山

かなりやわらかい香り、テイストはドライ。

お料理は何に合わせるのでしょう…?

 

なんと驚きの、カレーです!

カレーがやってきました!!

いい香りであります!!

 

この茶色のものは、ブラジルのストリートフード ”アカラジェ” と言うらしいです。

コロッケのような感じですが、豆だそうです。

上にはココナッツで味付けた麦?的な感じですかね?

キャビアに見立てて、とおっしゃってました。

 

カレーは実は2層になっており、一番内側は海老。とても濃い海老。vatapa というブラジルのカレーのようなものだそう。外側はココナツカレー。結構辛い。

 

そして、そう、これが何を隠そうとにかく日本酒に合う!!

あぁ、カレーライスの発想か・・・

ソムリエに話を聞くと、ライスとココナツはとても相性がよく、当然ライスとカレーも相性がよく、ココナツとカレーも相性がよく、ライス由来の酒とのマリアージュは完璧、とのこと。これはすごかった!感動の味だった。

日本だと辛いものにお酒ってあんまり飲まないし、カレーとお酒も発想がなかったので……(しかし、自分の発想の貧困さに反省。カレーライスがあるなら、カレーと酒も大アリでしょう。女子高生的に言うと、ありよりのあり。)

 

次は赤が来ました!

イタリアのオーガニックワインだそうです。 

ライトなだしの香り。薄く渋い赤、美しい!

 

こちらのお料理に合わせます。その名も Mashroom. 

マイタケ(日本産, 見慣れたパッケージから出てきた)のフライ。

黒トリュフとキノコのみじん切りのペーストと、オレンジ、実山椒。

そこにコショウの効いたしいたけ出汁を後から注いでくださいます。

さらにお茶碗にも少し入れてくれるので、出汁だけも味わえます。粋か。

 

このような感じに!

これ、もう、おいしいしか出てきません。

滋味深いです。

私のノートに書いてあった言葉

 

「お  い  し  い」

「さ い こ う か」

 

美味しすぎて悶絶して絶筆という様相です。

 

もちろん、軽いだし香のオーガニックワインと合う!!

もうここのシェフとソムリエが神様に見えてきた。

 

はぁ。。。こんなにおいしくて、どうなってしまうんだろう。

そんなことを思っていたら、次のワインです。

 

なんと、イタリアのオレンジワイン。

香りが甘く爽やかで、嫌味のない香水のような、いつまでも嗅いでいたい不思議な香り。味はビターななかにも後味がやわらかく甘い。

 

ここからはメインの2皿。

チキン、ビーフ、お魚から1つを選んで、

それぞれ同じ食材が異なる調理法で2皿で出てきます。

 

私が選択したのは、お魚。

Raymond's Grouper Two Waysとのこと。

ハタ、だそうです。スズキ科スズキ目ハタ亜科。はて。

 

今更だけど牛も食べてみたかったな。

(あの日の私には胃的にお肉は無理だったかもだけど)

 

このオレンジワインに合わせてのお皿は、 セビーチェ風!

セビーチェはスペインの伝統料理と言われているけどアジア由来という説もある旨、

シェフが教えてくださいました。

 

お刺身に、フレッシュココナツオイル、さらに一般的にはココナツビネガーを使うところだけど、なんとフェンネルビネガー!

上には、キャビア、お魚の皮を揚げたクラッカー、Peppercorn.

ココナツって日本だとほんとにあまり使われないけど、こうして食べていくと、複雑にさわやかさとコクを作り出してくれるまことに南国にふさわしい素晴らしい食材ですね。

 

さぁ、さらにワインですよ。

ポルトガルだそうです。(だんだんコメントが雑になってきてすみません)

トースト香に、ベリーのテイスト。

お魚だけど、赤ですよ!

 

おおおお〜

ふんわりとぷりっと低温調理された白身にまとわせたやわらかなソース。

そして何より!この広東風黒胡椒ソース!これは本当に面白い。

黄人参が添えられています。

左のほうの粉は、ピンクペッパーの砕いたものだそうです。

 

お料理はここまで。ここからデザートです!

デザートワインはイタリアのもの。

 

プレデセールは写真を忘れました…が、

かわいらしいNusturtium (ナスターチウム、キンセンカ)というお花の、

シトラスのような味のマシュマロ!

 

デザート1品目。

シトラスキャラメルムース、バナナアイスに、クランチーなそば粉とココアのクッキー。このキャラメルムース、激甘そうに見えますがものすごく爽やかで、おいしい!さくさくのココアクッキーの食感ともあいまって、あっという間になくなりました。

 

ついにコースが終わってしまいます。

私のシンガポール出張も終わってしまいます。深夜便、疲れるから嫌いです…

うう…

最後のデザート。名残惜しい。

 

これがまた、美味しい!!

プラム(桃系のフルーツの総称として)をいろいろなテイストで。

黄色いソースは桃やスモモのような酸味と甘味ととろみのある味わい、上のものは、梅のようなものを煮たものにオレンジ味の強い果実を煮たジャムのようなものがのっています。(のようなものばかりで申し訳ない)

左のものは、クッキーの上にとろけるチョコレート!固まっているようにみえるけど、すごくとろーりとしたリッチなチョコで、これをすべて混ぜ合わせていただきます!

奥は烏龍茶。

渋みは控えめ、透き通ってやや爽やかに甘さも香る美味しい烏龍茶です。

 

最後のこちらは…内緒です!お会計じゃないよ。

これは行ってのお楽しみにされてください。

 

お会計はかわいいカエルが持ってきてくれます。

こちらも見てのお楽しみ。

 

シェフ(中央)と、スーシェフ(左)。

私の席の目の前がこんな感じ。

 

一皿一皿、シェフが運んできてくれて説明をしてくれて、

その暖かい眼差しに癒される…

サービスのお姉さんもフレンドリーで明るくて、カジュアルで、

誰もが歓迎されていて、まったく肩肘張らずに心から食事を楽しめると感じました。

 

最後に私が感動したのは、入り口で出迎えてくれたバーカウンターのお兄さん。

私が、「このあとフライトがあるので、、」と少し伝えたところ

適切な時間にタクシーを呼んでおいてくれて、

シェフやサービスの方にも時間を伝えてくれて、

ANAのターミナルを調べてタクシードライバーに伝えてくれていて、

お陰様で、実はちょっとタイトな時間も安心して楽しむことができました。

(実はフライトの時間を1時間私が勘違いしていて、空港についたら出発1時間前で大ピンチだったんですけどもw)

 

今回のお値段は、

7 courses (170 SGD) & wine pairing (120 SGD)

サービス料などを加えて、日本円でおよそ 28,000円ほど。

 

この内容、あのサービス。

信じられないコスパです。

 

次にシンガポール出張があったら、絶対に行きます。

2日前に行った2つ星のOdette(ナショナル・ギャラリー内)よりも断然、はるかに、よかったです。Odetteは42,000円だしw

 

そのOdetteの記事はこちら。 

natsumi-k.hatenablog.com

 

Nouriはまだできて7週間ということもあり今ならWebsiteから予約はすぐ取れますが、おそらく数ヶ月もしたら予約困難店の仲間入りかと思います。Singaporeに行かれる予定がある方はぜひとも訪ねてみてください!

 

 

ーーーーー 追記 ーーーーー

地球の歩き方にも素晴らしい記事が。自分で書いた後にこれを読んだら、あまりのざっくり稚拙な記事に恥ずかしくなりましたw

さすがプロは違いますなぁ。

tokuhain.arukikata.co.jp

 

でも、説明がなかったけど「きっとこれはこれをこう調理したのね」と思ったのが大方あっていたりして、それは嬉しかった!

 

食の旅、味覚と表現の修行は続きます!

 

 

【ミシュラン2ッ星】Odette @ Singapore は高級エンターテイメント!さすがNational Gallery

 

こんにちは、なつみです。

 

バリ旅行からのシンガポール出張に来てまして、ホーカーのバクテーもいいけど、せっかくなのでレストランも巡っちゃうことにしました。

 

シンガポールのベストレストランにANDREなどとともにラインナップされる、

Odette です。National Galleryの中にあります。おしゃれ。

ミシュラン2ッ星だそうです。

 

こちらの記事に素敵な内観の写真がありますよ。

thehoneycombers.com

 

夜の博物館、って特別な感じ。

 

席に案内されますと、これまたおしゃれ。

 

フィンガースナックが3種。

 

手前のものはおそらく蕎麦のパフに、ポテトサラダフィリング。

冷感と食感が楽しい。

右のものは、バターがじゅわっと染み込んだパイのようなもので、チーズがかかっています。

奥のものは忘れちゃった…すみません。

人と話してたのでメモ取っておらず。

 

乾杯のシャンパンは、なんと5種類から選べます!

 

 

こちら、まだSnacksの一部なのですがなんと、マッシュルームティーをふわふわ卵のクリーミーなムースのようなもののなかに注いでいます。

 

マッシュルームオイルが染み込んだデニッシュを浸して食べたり、

そのまま飲んだり…

これ、見た目では何もわからないと思いますが滋味深くて最高においしいです。

胃を温めて食欲を増進させてくれる、最高のStarter.

プレートもデニッシュもキノコ型。

 

パンは3種。

右のものは黒トリュフ入り。

フランス産バターと、自家製のラード!

 

ホタテのタルタルの付け合せにやってきたこちらのカナッペが

ギルティーな美味さ(つまりvery fatty & salty)。

バターがたっぷりと染み込み、じゅわっと音がするほど。

 

こちらが北海道産ホタテのタルタル。

巨峰、ナシが鱗のように乗っています。

なにもわざわざSingaporeで日本人の私が北海道産を食べることもないんですが

やはり日本の食材っていうのはブランドなんだろうなぁ。

 

ワインも、いろいろと説明を聞いたけど

友人と話しながらまったくメモを取っていなかったので写真だけ。

 

これは、Beetrootの様々な食べ方を楽しめる一皿。

目にも舌にも楽しい!

Beetroot、日本でももっと食べたらいいのになぁ。

 

お次がこちらのスペシャリテとのことで、

もくもくのスモークとともにやってきたのは・・・

なんと温泉卵!

 

こちらのポテトのふわふわムースのうえに卵を!

 

こんなふうに!

それはそれは、大変美味しかったです!!

 

 

お次に、お魚の一皿。

最初はこのように盛り付けられてきますが、

 

そこにブイヤベースを注ぐ!!

お野菜の食感、お魚のパリっとした皮に繊細な白身で、

結構なボリュームだけどずっと楽しくいただけます。

なお、なかなかお味は濃い目です。

 

お肉料理は、なんとチキン!

この価格帯でチキンはなかなか驚きです。

黒トリュフがたっぷり!奥には海老、ポレンタ。

さらにトルコのドルマのように、青菜で包まれてカットされている右のものはおそらくお魚の内臓と身を煮込んだものと思います。

 

次はデザート前のお口直し。

キュウリのアイスとソルベ!

 

デザートのタイトルはSummer Garden.

その名の通りのあふれるビタミンカラーと緑が目に楽しく、アプリコット、抹茶ホイップ、ライスパフ、桃などを使いさくさく、とろーり、ぷるん、ふんわり、などいろいろな食感で美味しい!

 

最後のデザート。宇宙人!?

この変わった器は実は4段階層で。

 

Wow!!です。

生キャラメル、カヌレ、クリームパフ(?)が隠れていました。

 

コーヒーか紅茶は、もうおなかが限界&明日が早かったのでお断りしちゃいました。

 

夜のナショナル・ギャラリー。

 

今回のお会計は

6 Acts: 228 SGD + (Wine Flight +165 SGD

サービス料などを入れて、日本円で 42,000円くらい。 

 

うーーーーーん、再訪はないかなぁ(´・ω・`)

 

【フランスひとり旅】ランス&エペルネでシャンパンカーヴめぐり

 

こんにちは、なつみです。

遅ればせながらのパリ旅行記。

 

2017年6月27日

シャンパンの町, ランスとエペルネにパリから日帰りでいってきた!

いわゆるシャンパーニュ地方、です。

 

パリに8日間AirBnBを借りて滞在していたので、

そこから日帰りでランス・エペルネと、1泊でモン・サン・ミッシェルにも行ってきた。

 

今回はランス・エペルネのシャンパンカーヴ見学ツアーの模様。

 

この、112ユーロのツアーで。

ノートルダム大聖堂見学も! 憧れのモエ・エ・シャンドン&テタンジェのセラー見学1日観光ツアー<3~12月/少人数制/ランス発> | フランス(フランス地方都市)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA

 

パリ到着翌日にもかかわらず、ランス(Reims駅)に10:00現地集合なので

Paris Est駅を7:58に出るTGVに乗らねばならぬ。眠い。

 

SNCFのサイトから事前に日本でチケットを買っていたので

券売機で無事発券。

日本の機械のように親切ではないため、Refference Number(アルファベット)

をちゃんとメモしておかないとおそらく大変なことになる。

なお、e-ticketのQRコードは動作せず。

 

電車。

50分ほどで着くので本当にすぐです。

 

車窓から。

 

 

つきました。

Reimsの駅前すぐのところにMummがあります。

朝早すぎて入れず。(10:30〜とか)

 

チャペルフジタ。

ここも早すぎて入れず。

 

ドライバーさんと合流してワゴンで一路シャンパン畑へ!

この日は、カナダからの母&息子さんと、サンフランシスコからパティシエの女の子。

ほかに2人申込があったそうだが待ち合わせにこないので無視。(すごい)

 

ガイドさんは英語とてもお上手。

 

ついた!

モエ・エ・シャンドンの畑からの眺め!

 

6月なのでまだまだ小さいぶどう。

 

モエ・エ・シャンドンのカーヴ見学です。

エペルネという、ランスの隣町にあります。

 

LVMHなので、案内のお姉さん、ヴィトン尽くめ。

 

地下18メートルの洞窟。

石灰岩でひんやり。ずらりとシャンパン。

 

ずらり

 

こんな像がひっそりと。

 

手で回転させるんですよー、などいろんな説明を聞きながら

最後は試飲!

(なお全部英語)

 

ゴージャスな試飲部屋。ひとり1杯・・・

2杯のチケットの人もいたな。

 

 

年代別のシャンパンは、ごくたまにしか作られないらしい。

 

売店。

豪華。

 

ドン・ペリニヨンさん

 

ワインオープナーのスクリュー

 

シャンパーニュ通りという、

シャンパン会社の本社がずらりと並ぶ通りに面してます。

こちらが災害などでなくなると、なんとパリのシャンゼリゼ通りが災害でなくなるより

被害総額が高いらしいです。

地下にありえない値段のシャンパンたちがたくさん眠っています。

 

ロータリーもコルク。

 

近くのレストランで自由にお食事タイム。

カナダ人親子、サンフランシスコお姉さんと仲良くテイスティング

 

これ家に欲しい。

 

飲み比べ〜

 

お次は、テタンジェ(TAITTINGER)の見学。

ぜんぜん雰囲気違う。

道の駅みたいな感じw

 

しかしカーヴはすごい!

長い階段を下って、ひんやり。

 

こちらは昔使われていた階段。

現在はライトアップされているのみ。

 

 

普通に飲んでるのは右から二番目のですw

 

巨大なボトルで熟成。

これを手で回転させます。

 

お待ちかねの試飲!!こちらも1杯のみ。

 

このあと、飲み足りなかったので

プレミアムなやつを15ユーロで追加注文。

こちらは希望すればじゃんじゃん追加注文可能です。

 

ガイドさん。ありがとう!

 

カーヴ見学は2つだけだったのでちょっと割高な気もしたけど

こちらのガイドさんが非常に知識豊富で楽しく、まぁいっかという感じです。

 

解散後、3時間ほど余裕がある電車をとっていたので、

ランスのノートルダム寺院を見学に。

 

この雰囲気がすき。

 

 

荘厳な雰囲気。

 

ランスの町。

かなり都会です!有名な大学があるんだって。

ご飯食べるところもたくさんありました。

 

20時の電車でパリへ。

 

カーヴはもっと見て回りたかったような気もするけど、

説明はどこもあまり変わらず、なのでまぁこれで良いような気もする。

ワイナリーと違って、シャンパンはぶどうや土、製法の違いがほとんどないので、

大手だと各社の雰囲気の違いは少なそう。

(小規模なところは別かも。)

 

パリからの小旅行としてはおすすめ。

次回もパリに来たらいきたいなと思う!