【レストラン】Comme a la maison (コム・ア・ラ・メゾン)@赤坂
こんにちは、なつみです。
Comme a la maison (コム・ア・ラ・メゾン)@赤坂に行ってきた!
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002186/
おひとりさま大丈夫でした!
お盆も営業していてありがたい限り。ふだんもお休みは日曜のみとのこと。
本当に働き者なみなさまです。
いつも午前中から仕込みをされていること、知ってます(近くなんで)。
なお、代わりに来週1週間お休みらしいです。ぜひゆっくり休んでほしい!
なぜ名店と知りながら訪問していなかったかと問わば、
自宅至近にありながらも、ふらっと入るにはちょっとお値段お高め?
そもそもこのお店、一人って大丈夫…?と思って2年ほど見過ごしていたわけです。
ところが今日、なんだかとても”今日”いかなくてはいけない気になりまして、
なんだかわからないけど、そういうのってあるよね。
お料理やお店は、結論から言うと、たいへんたいへん素晴らしいです。
こんなお店が赤坂にあるってことは、赤坂っていい街なんだなって、
そして、フランスってやっぱりいいなって、じんわり思えました。
さらに、和食とフレンチに通ずるものについて
今夜ほど自分の考えに合点が行った日もないです。これについては後述。
お店の何がすばらしかったって。
こちらはフランス南西部(Sud-Ouest)のお料理とお酒を専門に出しているのですが
何度もフレンチを食べていても、初めて巡り合う新鮮な美味しさ。
それに、サービスが素晴らしい。
ホールの方のホスピタリティはもちろん、
帰りにお見送りしてくれたときのシェフの気さくさと言ったら!
サンセバスチャン、フランスの各地方のワイナリーのスタイルの違いや気候やお料理についていろいろ話してくれて、一気にファンになりました。
このフレッシュな感動は原稿用紙10枚くらいは余裕で書けると思うんだけど
(やはりブログは鮮度があるうちに書くべきなんだなぁとも痛感)
要点だけ書きますね。
Aperitif
Floc de Gascogne Chateau de Ravignan
甘口なんだけど、さわやかな甘さでまさに食前酒にぴったり。
度数が高めなので食後酒にも飲まれているようですが、
これを飲みながら店内を見渡したり、食事のメニューを見たりする、最高。
パプリカのジューシーさ!
あっという間になくなってしまった・・・!白ワインに合う!
Domaine Cauhape Jurancon (うちのキーボードはFrenchが打てず、ジュランソンね、本当は)
60% Gros Manseng 40% Canaralet
良くも悪くも記憶にないですごめんなさい!!
(この話をしながらサーヴィスの方と日本酒の話に没頭していて…)
ワインは赤・白グラス1種類ずつ、だけど昨日いろいろあったらしく
今日はたまたま赤が2つ開いてました。ラッキー!
スープに合わせて、
Baste Bigorre
自然はワイン。
これだけ飲むと軽いなぁ〜って感じですが、
ほどよい渋みがあって、スープを邪魔せず大変すばらしい。
Chateau Pineraie Cahors 2016
これは黒ワインと言われるほどどっしりとした味わい、とのことで
たいへんツボでした。だいすき。
最初の赤ワインと合わせて、スープ・ド・ガルビュ。
フランスの南西の町の家庭料理。
生ハムの骨や筋からとった出汁を濾して、白いんげん豆(乾燥)、根セロリ(セロリアック)、ちりめんキャベツ(savoy cabagge)、じゃがいも、太ネギ(ポワロ)、かぶ、の6種の野菜をとろとろになるまで煮込んだもの。
(私は食べ物のことは本当によく覚えている)
赤いのは唐辛子なんだけど、一味唐辛子より全然辛くない。#espelette pepper という、フランスのエスペレット村で作る唐辛子。スープにぼさぼさかけて食べると香り豊かでたまらない!
スープに感動したのはホテルオークラの3日煮込んだコンソメ以来。
この一見ダサめのお皿は、フランス南西部で毎年1日だけ開催される「スープコンテスト」のものらしいです。1993!ありがたや~
最後に涌井シェフが、「一皿からでも来て」って言ってくれてたので、
この写真のスープだけ飲みにとか行っちゃおうかな笑
とにかくおいしかったです。
こちら、ココットで供されたものが、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。
ホロホロだよ〜おいしいでしょ〜みたいなお店が多い中、
ここは違う!ねっとり、ぎっしり、それでいてとろり。
コラーゲンですか?君はコラーゲンなの?
まず「ぼわっ」と香るバター、その後のワインの酸味のバランスたるや。
汁を残さずバゲットに吸い込ませていただきました。
ひとこと言うなれば、うまい。
そして最後に極めつけがやってきました。
焼き立てのカヌレ。(注文していないので最後のお茶菓子的サービス)
カヌレって、しっとりしてぎっしりしてるの最近多くないですか?
というかもうそんなのしか出会えてなくて。
あと甘すぎて喉痛いとか。
こちらはもう完全に従来の我々が知りうるカヌレとは別物。
外バリバリざくざく、中ふわもち、何この絶妙食感。
シェフは、グルテンを発生させないためあまり生地をまぜないそうです。
直近ハズレのカヌレばかり食べていたので、
救世主のような気さえしました(大げさ)
全部で10,000円くらいでした。
おひとりさまの夜ご飯としてはややお高いかなという感じなので
今度はワイン飲みすぎずここまでおなかいっぱいを目指さず
2品+ワイン2杯 くらいかな。
ごちそうさまでした〜!!