【ミシュラン三ツ星】龍吟@六本木は 日本料理の未来が見える究極の場所だった
こんにちは、なつみです。
泣く子も黙る『龍吟』にいってきました!
ミシュランガイド2017、三ツ星店です。
食べログ★ 4.27
会社から目と鼻の先なのに今までお邪魔したことがなく。
ちいさなビルの1階の、モダンジャパニーズな感じの店構え。
ときどきリニューアルしているそうです。
入るとカッコイイライトアップ。
樺細工の盆に、封筒入りのメニュー。
日本の豊かさを皿の上に・・・
とのことで、日本全国の素材や調理法、さらに秋田を中心とした伝統工芸の素晴らしい器で提供してくださいます。メニューに「温」「冷」とマークがあって、温度も様々に楽しませてくれそうという期待が膨らみます。
6月は「初鮎月」とあります。
切子のグラスに、コースターは鏡面。キラキラ映って美しい!
このテーブルクロスの繊細でゴージャスな刺繍も・・・
おしぼりにもナプキンにも刺繍。
お箸はひとり一膳プレゼントしてくださいます。
一品目。
枝豆のすり流しと、雲丹の海苔巻き上げにそら豆ペースト。冷と温、食感、もうすでに虜になりました。
宮城 鱶鰭(ふかひれ)、れたす、丸芋、黒慈姑(黒くわい)
夏だね!はも!
淡路の鱧、賀茂茄子、順菜(じゅんさい)、青柚子
富士の青龍水、礼文島香深(かふか)の蔵囲昆布。ヴィンテージ昆布です。削りたての枕崎本枯節の一番出汁でいただきます!最高でないはずがないし、最高です。日本人でよかった!出汁うまあああああ
このお椀もおしゃれ。
お造りは日本近海から。
とろける激ウマかつを、まこがれい、肝、すごい北寄貝に、海苔の佃煮。この北寄はとにかく身が大きくふっくら、味も濃い!こんなの初めて食べた…
ひとつ残念だったのは、頼んだお酒が切れていて、それが判明するまでに20分くらい(体感)かかったこと。お刺身乾いちゃうよ><
出ました!夏祭り!龍吟の風物詩、名物 ”泳がし鮎”。季節を感じる豪華な盛り付けで、遠火の炭火でじっくり焼いた若い鮎…
こちらです。水墨画の世界!
酒器は毎回選ばせていただけるのですが、こちらは底面に富士山が!美しい〜
お口直しに、順菜がだしに浮かんだおそうめんです。はぁ〜夏。
龍吟の山本 征治シェフは香川県ご出身とのことで、讃岐オリーブ牛、新玉葱、白松葉独活(うど)の一皿がやってきました。
低温調理かな?やわらかそうなピンクの美しい牛肉に・・・
とろみのあるお出汁を掛ける!!
この器自体が下から熱されていて、お出汁を掛けるとすごい湯気が。枝豆がきれいなアクセントになっています。結構しっかり目に味がついたこのとろみお出汁と、やわらかくやさしい讃岐牛が、あっという間になくなります(笑)
こんなかんじでとてもきれいな徳利がでてきて、ほんと幸せ。
お次は、天然うなぎの串!この天然うなぎの弾力、たまりません。
次は蒲焼き〜 かわいいオリジナルのわっぱ!
菊花のお椀に、うな重・・・。(´д⊂)‥ハゥ
ごはんは少し硬めの仕上がりで、しっとりふっくらの鰻との相性抜群!あぁ、おかわりしたい・・・。
もうデザート><
マンゴーに削り出し氷菓がふんわりと、そして、菴羅(つまりマンゴー)のソースで!
最後は oryzae (オリゼ:米酵母)のスフレ!
あまりに楽しい時間を過ごしていたところ、どうやら次の予約のお時間だったらしく食後のお茶は上の茶寮に案内いただきました。龍と吟。
ふくろうが!!!
龍と吟はふくろうのお名前だそうです。最初ロボットかと思った・・・かなり大きくて、生きてます。なんと飛んだりします。
ミシュラン 3 Stars
お抹茶と、茶寮。
最後には山本シェフが丁寧にお見送りまでしてくださり、感謝です!!
お酒をかなりたくさんいただいたので、お会計はうろ覚えながらたしか45,000円/人くらいだったかな。
お写真から伝わるかと思うのですが、細部にまで日本の食文化・伝統工芸文化・おもてなしを体現していらっしゃるお店です。和モダンで豪華な内装、丁寧なサービス・・・日本酒の提供が少し遅かったことを除いてはとても素晴らしい時間を過ごしました。
あああまた行きたい!秋にいこうかな。
ごちそうさまでした〜!