東京おひとりさま

注:おひとりさまなときも、そうじゃないときもあります

【はも】三友居@高輪 は京都風の懐石を京都風の緊張感とともに味わえる店だった

 

こんにちは、なつみです。

 

夏のはじめに高輪の 『懐石 三友居』 にいってきましたよ。お目当てはもちろん鱧(はも)!

 

食べログ★ 3.90

https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13113088/

 

さわやかな店構え。

 

水無月のお品書き。

 

コースターはみんな大好き鳥獣戯画

 

とても静かな店内で京都弁で接客されると無駄に緊張します。これだから東京もんは、的なことを思われていやしないか、、、など。私、蝦夷もん(東北出身)なんですけどね。

 

1品目はずいきのおひたし。この小さいオクラが可愛くておいしい!夏を感じますね〜

 

鱧葛清し汁。すこ~しとろみかかったお出汁に、丁寧な仕事のはも!はもを出す店はそれこそたくさんありますが、さすが三友居さんという感じのこのふっくら感。きれいに揃った幅も美しい。

 

鱧ちり梅肉。湯引きですね。夏が来ますねぇ〜!この煮凝りおいしかった。

 

はもじゃないのですが、この一皿が非常においしかった!!

揚げた茄子の皮を丁寧にむいたもの、万願寺、いんげん、蒸しエビ・タコに濃厚なゴマのソース。濃厚なゴマの甘さと重めのテクスチャにお酢の酸味が素晴らしいアクセントに!!

 

鱧寿司。奥は鱧皮とキュウリの酢の物。

 

鱧茶漬け。甘露煮にした鱧、たっぷりの海苔に、煎茶をかけていただきます。京風だね〜。

 

鱧づくしで本当にはもだらけなのに全く飽きない構成で、大変おいしかったです。鱧は本当に調理が大変で職人さんの努力に頭が下がります。

 

つくづく日本人って、食を諦めない凄い人種だと思う。

・取れないような小骨がたくさんあるなら包丁で丁寧に切ればいいじゃない(鱧)

・芋自体が食用に適さないなら石灰でアク抜きして固めて食べればいいじゃない(こんにゃく)

・猛毒があるなら、ないところだけがんばって食べればいいじゃない(ふぐ)

・腐って糸引いてるのもおいしいよね(納豆)

・これどうして食べようと思ったんだろうね(ほや)

 

はもとかこんにゃくの話をチームの外国人にしたらすごくうけました。Japanese never give up to eat it, even if it's not suitable for eating. ですね。あとこの魚に対するひとかたならぬ情熱というのはほかのどの国にも類を見ないと思う。日本人でよかったなー!と思うのは、こういう食のこだわりに触れるとき。

 

三友居は夏の初めにまたいきたいな。デパ地下の店舗のお惣菜も美味しいそうで、✔してみたいと思います。

ごちそうさまでした!