【ほっこり分子料理】2度目のセララバアドは、優しい味とかわいらしい空間で癒された!
こんにちは、なつみです。
代々木上原の予約の取れない有名店、セララバアドです。
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13176914/
食べログ★ 4.03
モダンガストロノミーを気軽に、とのことですが、本当にお得な価格であのエル・ブジ、マーティン・ベラサテギ、タパスモラキュラーバー、ノーマで腕を磨いた橋本シェフの驚きのお料理の数々を堪能できてしまうのです。タパスモラキュラーバー(マンダリンオリエンタル東京)は今年2月に行きました。マーティン・ベラサテギ(スペイン・サンセバスチャン)は来月行く予定。たのしみ。なんだか分子料理づいてます。
ただ、値上げしてましたね。前回は8000円くらいだったけど、今回は9800円。選択制だった生ハムがコースに組み込まれたからかな?
★これから2018秋メニューに行く人はネタバレになっちゃうので見ないことをお薦めします★
すてきなエントランス。
テーブルには白い落ち葉が。「Autumn Menu 2017」の文字が見えるので引っ張ってみると・・・
あらメニュー!しかしこれだけ見てもまったく想像が付かないという。
席につくと、橋本シェフが自らこちらの「イケバナ」という前菜を運んできてくれます。枝に見立てたグリッシーニに、自家製の生ハムが巻きつけてあります。枝の先には木の実のようなかわいらしいオリーブ。
お次は「オブジェ」。雲丹と海藻のパウダーを、お米で作ったオブジェにまぶしています。すごくうに煎餅感があって、なんだか申し訳無い感じ。ジャンクに美味いw
お次はおなじみ、スパークリングマスカット。エスプーマを作る機材にマスカットと二酸化炭素を入れて作ります。見た目ふつうのマスカット、中身は炭酸マスカット!このジュレもおいしかった。
一緒に行った人がノンアルデーだったのですが、ノンアルのペアリングもすごい。こちらは、松のシロップとジュニパーベリーのノンアルコールカクテル、スパイス入り。
アルコールのペアリングはすべて国産。まずは岩手葛巻ワイナリーの星。葡萄を凍らせてプレスするので甘め。こうして全席にボトルを置いてくれるのもすばらしいし、なんと継ぎ足してくれるのもすごい!
お次は「森の朝」。アボカド、ピスタチオ、オレンジで作ったムースを凍らせたもの?に、液体窒素で朝霧を表現。森の香りをつけています、とのことですが、どうやってw
とても美しい一皿。うっとり。
「落葉の森」
ブタがトリュフに鼻を突っ込んでいるところがかわいい!右のぶどうっぽいものは、フォアグラです。
パンはこのような感じ。主張が少なめのやさしいパン。
今月はKisvinづいているような・・・先日JGでも飲みました。
「マジャク」。シャコですね。アムチュールというすっぱいマンゴーのスパイスのエスプーマで。シャコの甘さと香ばしさがこのエスプーマに合う!
「スケット」
エビ・カニの出汁、ほたてにじゃがいものエスプーマ。さらに一番上にはアーモンドミルクのエスプーマ。なんて手が込んでいてオシャレで、そして、美味しいんだ・・・
この香味野菜がとてもおいしかったのですが、なんだったかわからないのです。
「茸 ハツ」
こちらは、牛ハツのカツレツと、茸と大麦のリゾット。あまりにおいしく、一瞬でなくなりました。
お次は日本酒!七本鎗です。
「丹波黒鶏 ほおずき 藁」
最近いろいろなレストランでよく出る、裏にいろいろ入れられて、上がくぼんでいるこのガラスの器(わかりづらいw)…なんですがそこはさすが橋本シェフで、このくぼみをうめるようにフィルムが貼ってあり、その上にお料理が乗っている。フィルムとお皿の間には藁のスモークが閉じ込めてあります。そこのほおづきの下に穴があいていて、ほおづきを移動させると藁のスモークがふわあ〜っと!瞬間燻製した鶏と、いただきます。
ワインも丹波。
「セレ豚 紅玉」
せれぶー、と読むそうです。名前はギャグだけど、原種との交配でできた流通量の少ない特別な豚さんだそう。味が濃厚。紅玉の甘酸っぱいソースに、マコモ茸。
デザートタイムのお酒。選びきれず2種類いただいてしまいました。
「サルベージされた月」
柿のジュレ、カカオニブ、ミントの葉にブランデーを。
どんぐりカカオ。これはどんぐりでつくった春巻きの皮のようなものを器の表面に貼り、バーナーで焼いたもの。この下はアイス!中身の写真を撮り忘れましたが、さくさくカカオの食感と冷たいアイス、さらにこの生地との相性が最高!
松ぼっくり。アーモンドとチョコで素敵な松ぼっくりを表現。おいしい。
「栗 ライチ ジャスミン オリーブオイルグミ」
何よりこの器がかわいい!
最後です。コーヒー、紅茶、ハーブティー、ハンドドリップのお茶、という選択肢から「ハンドドリップの日本茶」をお願いしたところ、このような感じに。
一番茶(左)は60度でフレッシュに、二番煎じ(右)は渋みをまろやかにするため燻製ほうじ茶をブレンド?と言っていたかな。燻製香!
3年位まえに最初に訪問したときは分子料理を食べるのが初めてだったのでいちいちキャーキャー言っていた記憶がありますが、何度も食べるようになってから伺ったのでどう感じるかな〜と思って今回伺いました。結論としては、やっぱり橋本シェフのお料理は、アイディアが新しいだけでなく、とても優しく、楽しい。単に見た目が斬新、とかいうことではなくてお料理として美味しくいただけるのが素敵です。
次の冬メニューも楽しみ!
ごちそうさまでした!
【一見さんお断り・予約困難】スガラボは超一流と言って過言ではない、一度は行くべきレストラン
こんにちは、なつみです。
なんと、スガラボさんに行く機会に恵まれました!日本で最も予約が取れないと言われている、一見さんお断りの(というのはいずれも行った後に知りましたが)、看板の出ていない隠れ家レストランです。ほんとうに入り口難しかった。
ロゴ(エッフェル塔?東京タワー?)の入った最中。
内部は卵黄とマヨネーズのクリーム状のものと、いくら!
ワインペアリングの前のシャンパーニュはこちら。アンリオブリュットミレジメ2006。
いくつか置いているシャンパンのなかから選んだのですが、これは安いほうのものだと思う。良いものを置いてますね。
お次に、胃を温めるためにと出されたのはなんとすっぽんスープ!
水の状態からじっくり出汁をとった、すっぽんスープはコクのあるコンソメのような。すっぽんの身もたっぷりはいってます。この器が中のスープが透けるすばらしいもので、あとで有田焼と判明。とても素敵だったので、父にプレゼントしました。
こちらは自家製パン。
前菜が続きます。松茸のフリットと、自家製のタルタルソース。このタルタルソースが秀逸でした!いぶりがっこ、らっきょうを刻んで入れているとのことでしたが、ディルの風味が上品にマッチしてすばらしい。思わずフリットのあともこのタルタルだけテーブルに残していただいて完食。
フリットは2品。フランス語では「ルージュ」と呼ばれる高級魚、日本名では「ヒメジ」というそうです。足が速い(すぐ悪くなっちゃう)ので、本日朝4時まで泳いでいたものを空輸しているそう!(昨日食べた紅しょうがの串揚げに見た目が似ている。)
身がほわっと細かくて、それでいて豊かな味わい。とてもおいしい!
こちらはオープン当初から出されている生ハム、ですが、改良が加わってほかほかの白ご飯(つやひめ)が下に潜んでいます!日本で唯一パルマハム職人という称号を持つ多田さんの、48ヶ月熟成の生ハムで、都内で2軒のみでしか食べられないそう!
溶ける。ごはんの温かさと甘み、生ハムの塩気と脂の甘み。最高です…
ペアリングのワインです。アルザスリースリング、Wiebersberg Grand cru 2013です。先日Crand cruと1er cruの飲み比べをして、Grand cruが圧倒的だったのを改めて確認しました。高いだけじゃないです(笑)
ここからようやくコース一品目。
登場したのはかわいらしい陶器の器。
スガラボでは必ず生産者さんを訪問してお話を聞いて仕入れているそうです。シェフやスタッフの皆様から出て来るエピソードが豊か。市場に卸していないけど特別にわけていただいているもの、などもたくさんあるようです。
こちらはさっぱりと酸味の効いたわさびとお酢のジュレ、内部には雲丹、湯葉がとろーりと。
お次はさんまに合わせるべく、強めの白がやってきました。Dario Princic Bianco. シェリー樽で熟成しているそうで、パンチある!
北海道の秋刀魚に、なんと25年熟成のバルサミコ酢を!私の知っているバルサミコ酢ではない。私とバルサミコ酢の関係は至極残念なもので、会社のサラダバーでオリーブオイルと間違えてバルサミコ酢のボトルを野菜にドバっと振りかけてしまい酸っぱい黒い酢で満たされたサラダを食べたことが過去に3回。
こんなにまろやかなバルサミコ酢。秋刀魚の臭みは消して甘みを引き立てる。すごい。見直したよバルサミコ…
お次のペアリングは、石川は御祖酒造の、遊穂 山おろし純米。熟成してまろやか。しかしこれまで何度か飲んだ遊穂に特段の想いを抱いたことがなかったのですが、こうしてスガラボで出てくるとなると俄然注目度が高まってしまいます。
次のお皿は、土佐ジローでお出汁をとったスープに、フォアグラのラビオリ、きのこに香味野菜。これはですね、もう本当に最高でした。毎日飲みたい!!!
きのこ、コリアンダー、大葉、ショウガでアジアンテイストなんだけど、つるもちっとしたジューシーで豊満なフォアグラのラヴィオリが入ると途端にフレンチ。あああもう一度食べたい!
幸せな一皿は、ほんとうに蒸発するようにすぐになくなっちゃいます。赤ワインで気を取り直します。ドイツワインです。Bernhard Huber R bienenberg Spatburgunder 2008
新樽のオーク樽で熟成しているそうで、醤油のような面白い味になってます!わたしはこういうの好きだな。
山口は萩の甘鯛を松笠焼きにし、三浦の大根のふろふきを添えています。大分の味一ねぎのペーストとともに(手前の緑のです)。こちらの大分の宇佐というところでは、「ねぎなべ」という、鱧などを具材に入れながらもネギが主役のお鍋が食べられているほどのねぎの産地だそうです!行ってみたい!!ネギ特有のとろりとした甘みとほどよい辛みがあり、すばらしいです。お魚のソースは、甲殻類の出汁、甘鯛のアラ、赤ワインビネガー、バルサミコで作られているそうです。甲殻類のあの何とも言えないこうばしくじんわりと口中に広がる旨さ、最高です・・・>< 許されるならお皿を舐めたい。心からそう思います。
次は牛に合わせてChateau cos D'estournel 2008. だいすきボルドーワイン。
ところで後ろにシェフたちが写っていますが、キッチンを囲むカウンターでのお食事でした。ほかに8名がけのテーブル、4名がけのテーブルがありましたがやはり醍醐味は2〜3名で予約できるこちらの席!シェフやソムリエとお話しながら、シェフのすばらしい手際を見ながらお食事できます。ここに居られるだけで価値があると思えます。
須賀シェフは極めて流暢なフランス語で接客してて、かと思えば英語も話してて、そしてオープンキッチンで美しい料理をてきぱき作りながら店内すべてのサービス状況を把握して鋭く指示を出していて、超人ですね。たくさんいるスタッフが気づかないことに全部気づく。店内のお客様もかなりグローバルだった。世界からこの店に来るために人が集まる…本当にすごいです。
仙台の黒毛和牛、北海道の黄金かぼちゃのお皿。黄金かぼちゃは、無農薬で糖度25度!軌跡のかぼちゃと呼ばれているそうです。炊いたこちらのかぼちゃ、本当にとても甘く、しかし甘ったるくはない、野菜の旨味という感じでした。調べると、入手困難、1個6,000円とのこと。すごい…
仙台牛もとってもやわらかく、下味が上品についていて肉のうまみを非常によく感じられるお皿でした。
こちらにさらに、さきほどの関金わさびをすりおろしたものをぜいたくに供してくださいます。やはり和牛にわさびは最強。
ここでなんと、「カレー食べますか?」と。
かなりおなかいっぱいなんですが、店内に漂ってきたおいしそうなカレーの匂いに負け、「すこーーしだけ」とお伝えすると、このようなかわいいカレーがやってきました!
ラムのひき肉?に、スパイスたっぷり、かなりナツメグが強い舌触り。臭いのに美味い!おなか空いているときに、おなかいっぱい食べてみたいです(笑)
楽しい時間はあっという間です。デザートです。
山梨の銀河農園まきおかさんの巨峰とブラックラムのソルベ・ジュレ・果実の3本立て。ローズマリーとへべすの風味。へべすは、宮崎県ローカルの柑橘類だそうです。
山梨の銀河農園まきおかさんの巨峰と、へべす。なんてかわいいんだ。
シェフが、最後のデザート(ミルフィーユ)をどのくらい食べますか?と聞いてくれるのですが、シャレのきいている須賀シェフ、「角煮です」などと(笑)
最後に甘口のシチリアワイン。
Pellegrino Marsala Superiore Ambra 1985
ワインと和栗。
和栗のミルフィーユです!!岐阜は中津川の新田農園さんから。さっくりと丁寧に焼き上げられた生地に、カスタード、ホイップ、和栗がぜいたくに!これも無限にいけそうな錯覚。コース食べておなかいっぱいなのに、つるっと食べられる…
須賀シェフが訪問している記事があった。
食後のハーブティー。フレッシュハーブにシェフがお湯を注いでくれます。ああ、ずっと飲んでいたい。しかし時間はすでに24時を回っているという事実(笑)
サプライズで、コーヒープリン!
そして焼き立てのミニフィナンシェ10個!お持ち帰りに包んでくれました。
日本各地の食材への愛情が伝わる、とても素晴らしい時間でした。丁寧に料理されて、食材が本当に嬉しそうで、全力でおいしさが爆発してました。あぁ、ほんとうにすてきでした!
サービスも気持ちよく(シェフが厳しいのが伝わってきましたがw)、雰囲気も器もワインもすべてが調和してました。
お値段は46,000円くらい。ワインや食材の質、調理の素晴らしいレベルを考えると妥当かと思います。
番外編(どうでもいいことです):斜め前に座っていたおそらくかなりのセレブと思われる外国人金髪モデルさんと思しき方(私が芸能通だったらきっと誰だかわかると思うんだけど、名前がわからない)の、すっけすけの白い薄いトップスから乳首が丸見えだったのと、その方が須賀シェフと非常に親しくフランス語と英語で会話していたこと、さらにはその方がなんと厨房に入って写真をガンガン撮っていたこと、さらにその連れのおそらく中国系の起業家的な感じだと思われる男性との関係性も非常に気になり、かつその二人がドバイから買ってきたという大量の高級そうな乾燥なつめをなぜか帰り際にくれたこと、もうなんかやたら情報量と刺激が過多だった。食事に集中したかったけどしばしば乱された。
ともあれ、おいしかったです!!
ごちそうさまでした〜!
【気鋭のシェフの”香り”のコース】TIRPSEの田村シェフ、才能が迫ってくるゾクゾク体験!
私の友人がTIRPSEの田村シェフと一緒にエディブルフラワーの事業をやっていて、一度おいでよということでTIRPSEのランチに一緒に行ってきました。
TIRPSE(ティルプス) 食べログ★ 4.12
平日昼だけどシャンパン飲んじゃう。
一皿目。
高知県産ベルガモットの香りのフィンガーフード(白い方)と、ブラックオリーブと玉葱のチュイル。なお、チュイルとはフランス語で「瓦」とのこと。知らなかった。
香りの扉を開くための一皿とのことです。オシャレ!
この写真ではちょっとわかりづらいんだけど、このお皿、シルクハットを伏せて置いたような形です。
美しい!こちらは埼玉の無農薬ビーツ、あまりに美味しくてシェフが惚れ込んだというビーツ。甘い!生ハムのエッセンスのスープの”枯れた感じ”がフレッシュなビーツと絶妙に合う(と、シェフの受け売り)。キャビアとアマランサスと。
お次はお魚。絶品の秋刀魚!今年は不漁なのでなかなか脂が乗らず大変、とのことですがこのさんまほんとうにとろけます。あぁ、さんま。好きだよ。
焼き茄子のピューレの強めの香りと少しの苦味が、秋刀魚のあぶらの甘さとあいまって、もう秋としか言いようがないです。ソースはショウガとバニラのビネグレットだそう。なんですかもう!ざくざくのピスタチオの食感も素晴らしいです。
今年の秋のフレンチでは、秋刀魚と焼き茄子のピューレの組み合わせはこれで3つめなのですが、ここが圧倒的No.1でした。香りと食感とで、全くレベルの違うものが出来上がるんですね…
お次はシェフのスペシャリテ。白いかのリゾット!イカスミ、魚醤で味付けしたリゾット、イカスミのアート、白いかはオイルソテーでぷりぷり。蘇(そ)とイカスミのパウダーが添えられています。モダンフレンチでまさかの蘇!びっくりです。
これ、最高です。油断すると10秒でなくなっちゃいます。ああ、もう一回食べたい!これはスペシャリテなのでいつ行ってもありますね。近々必ず行きます。
平日ランチだけど白ワインも飲んじゃいます。(*ノω・*)テヘ
この白ワイン、かなり好み!2014 Frantz Saumon Montlouis-sur-Loire Le Clos du Chene とのことでした。楽天で発見!買ってしまおうか…
甘鯛の松笠焼き。サルシフィー(西洋ごぼう)を、なんと日本ごぼうのささがき出汁で炊いたそうです。日本ごぼうの風味と西洋ごぼうの食感。発想が凄すぎる。ローズマリーのエスプーマとシャインマスカットを添えて。
お肉は、小鳩のロースト。稲藁でローストしているそう。そこに麦のオイルと、玄米で作ったクラッカーを添えています。なんという日本の秋!!赤ワインソース。小鳩は全く臭みがなく、脂っぽくもなく、するっと食べてしまった。
デザートです。
ジャスミンパンナコッタ、金木犀の香り、煮た杏と、杏のジュレ、トンカ豆。鯛・小鳩と豊かな動物性の香りで口が満たされているところに、ジャスミン・金木犀・杏のさわやかな風が吹き抜けていく感じです。
→のふんわりの下に微妙にお米のようなものが見えると思うのですが、こちらがRiz Au Lait(リオレ)という、牛乳でお米を炊いたものだそうです。香りはココナツミルク、ジュニパーベリーで。石巻のササニシキの玄米で作った”あまざけぐると”のアイス。お米の優しいハーモニー!
調べてみると、こちらTIRPSEはカンテサンスの跡地にできたそうですね。カンテサンスになんで大崎にしたのか聞いてみたらキッチンがとにかく広いスペース確保できて、ラボ的な取り組みができるからとおっしゃっていたのですが、逆にこのTIRPSEのスペースを見るとここにカンテサンスがあったことが驚き...!
それにしても、今改めてですがどうでもいいことに気づいたんですけど、カンテサンスにしてもTIRPSEにしても、こういった素敵なレストランは駅から近いこととかは全く不要な要素なんですよね。「わざわざそのために出かけてまで食べたいレストラン」がミシュランの基準のひとつというのは有名な話ですけど、素敵なレストランって駅徒歩15分とかざらですもんね。(はたまた山奥とか。)どうせタクシーで行くし関係ないというのはあるとは思いますが、駅近の高い賃料やファンシーなビルのテナント料が価格に影響しているレストランで食べるのがちょっと疑問になってしまいますね。TIRPSEはオーナーの方針(やりきった)で2018年で閉店予定とのことなので、早いうちに再訪しようと思います。
ところで田村シェフ、フランスではミシュランと並ぶガイド本、Gault et Millau(ゴミョー)の日本版で、、ここからは12/4以降じゃないと書けないですが(笑)
人生でいちばんのレストランはNouriだと書いてましたが、ここTIRPSEはそれに劣らないと感じました。個人的にはカンテサンスより好き。格式高い雰囲気やソムリエのソムリエらしい知識などはカンテサンスのほうがはるかに上だけど、お料理の独創性、香りや食感の操り方、カジュアルな雰囲気ながら丁寧な一皿一皿は、誰にでも自信を持ってお薦めできると感じました。
ほんとうにおいしかった、ごちそうさまでした!!
【広島でお好み焼き】超有名店『電光石火』@駅前ビルは10時の開店直後が穴場!
こんにちは、なつみです。
毎年恒例の広島は西条の酒まつりに行ってきたので、ついでに広島を観光してきました。まずはお好み焼きからスタート!
駅前の年季の入ったビルの6階に「駅前ひろば」というお好み焼き屋さんしか入っていないフロアがあります。お目当ては10時オープンの『電光石火』。
電光石火
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13206700/
食べログ★ 3.56
10:15くらいに到着したところ、先客が5組ほど。すんなり席について注文して待っていると、私の次のお客さんからは「焼き上がり30分かかります」とのこと!一度に複数作るオペレーションで、キャベツをしっかり蒸し焼きにしたりするので、時間がかかるんですね。
夜再訪しようとしたら、40分以上待ちと言われてしまいました。人気なんですね。
待つこと10分くらいでしょうか。店名と同じメニュー「電光石火」が到着。速さは電光石火ではないですね。
こちらの電光石火というメニューは、豚としそ入りです。
特徴はこのフォルム!ふんわりと玉子で包まれたお好み焼きです!
広島のお好み焼きは、粉ものという感じではまったくなく、薄いクレープのような生地を最初に焼き、キャベツを蒸し焼きにしてゆでたそばまたはうどんを載せて、最後に目玉焼きをのせるという感じで、焼きそばを分割したような内容です。
広島焼きと言うと広島の人に怒られるそうなのでお気をつけください。なお、広島の人は大阪のお好み焼きは「大阪風お好み焼き」と思っており、広島のお好み焼きこそがお好み焼きであるという認識だそうです。
大阪と違い、お好み焼きは外で食べるものらしいです。(広島県人談)
肝心のお味は、細い千切りのキャベツがあまくてふんわりとしていて、おいしいです。豚肉はかなり固くなっちゃってましたね。キャベツとからんで入っている大葉がなんともいい感じ!ソースは上にかかっている部分だけなので、手元のオタフクソースで味付けします。
味だけなら多分ほかにもっとガツンとおいしいところがあるんだろうな。でもこのふんわりな見た目とキャベツの甘さは特有ですね。実は今回で3回めだけど、はじめて広島でお好み焼きを食べるならぜひともお薦めしたいとおもいます!
ごちそうさまでした〜!
【呉冷麺!】呉冷麺は平打面の冷やし中華のことだった!?
こんにちは、なつみです。
広島に来ています。今日は呉です。
「この世界の片隅に」を昨年見て呉に興味を持って来てみました。
大和ミュージアム、軍港だったところなどの見学の話はTwitterのほうに書いてますが、こちらのブログは食べ物を😊
呉の名物は海軍カレーと呉冷麺!とのことで、まずは呉冷麺発祥のお店、珍来軒さんに行ってきました。
呉冷麺、こちらです!
想像と違うモダンな店内で(失礼)、平打でつるつるぷりぷりの麺、濃いめピリ辛の甘酸っぱい醤油だれ。そこに酢からし(酢に唐辛子が入ってる)または黒酢をかけていただきます。
これは、夏じゃなくても食べたくなる味かも!味はかなり濃いめでした。
ごちそうさまでした!
次は海自カレーのはしごです😊
【あなごめし】瀬戸内海の歴史ある町並みの船宿でいただくあなごめし!&大長みかん
こんにちは、なつみです。
瀬戸内海の島、大崎下島の御手洗歴史保存地区でお昼をいただくことにしました。
こちら、なごみ亭。あなごめし専門店!(食べログにはアジ定食が出てますが、ありませんのでご注意)
昔ながらの船宿の風情で、メニューはこちらの「あなごめし」1品のみ。
おかあさんたちの非常に気持ち良い元気な接客で、2階のお座敷から穏やかな海を眺めながらいただきます。
いわゆるふわふわした穴子ではなく、関西風というのか、けっこうしっかり歯ごたえのあるあなごです。蒸すのではなく焼いている感じ。このすばらしいボリュームのあなご、あっというまに平らげてしまいました。おいしかった!
2階からの瀬戸内海の眺め。このとき少し雨上がりで曇っていたけど、お店を出る頃には暑いくらいの日差しで、海もキラキラととてもキレイでした。
外観。
食後に御手洗歴史保存地区をお散歩。
こちらの新光時計店は、日本や世界から修理の依頼がくる高い技術の時計店だそうです。お休みだったけど、作業台には東京都杉並区、など書かれた依頼の札がたくさん載っているのが見えました。
江戸の風情がある町並み。路地をふと見ると瀬戸内海が見えたりして、とてもおだやかなところです。
「歴史が見える丘公園」からの瀬戸内海の島々。
瀬戸内海には本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」のほか、こちらの大崎下島などをとおる「とびしま街道」というのがあるんですね。今回は呉のほうからとびしま街道を通って大崎下島、そこからフェリーで三角島にいってきました。レモン、みかん、はっさくなどの畑が豊かな日差しを浴びていました。
なんて穏やかな海と空。
ここで生まれていたら、多分私の人生はぜんぜん違うものだっただろうなぁ。
瀬戸内海の海って、眺めていると本当に穏やかな気持になりますね。
さて、丘を降りてしばらく走ったらみかんの直売所が。大崎下島は「大長」という地名で呼ばれていて、こちらの「大長のみかん」はとても有名だそうです(みかん事情にあまり詳しくなく、初めて知りました)。
そのみかんまるごと絞ったみかんジュース、100円。おばあちゃんが注いでくれました。
先日、みかんの小袋もぜんぶ取り除いた「極しぼり」というものを飲みましたが、それよりもおいしいんじゃないかと思うほどのフレッシュ感。逆に小袋とか除かないほうが自然なフレッシュさが味わえるのかもしれないですね。
2キロで300円!この横ではおじちゃんがひたすらみかんを計量しながら袋詰していました。
おだやかな海ときれいな青空、元気な日光をあびて育つみかん、おいしいわけです!
あなごめしとみかん、ごちそうさまでした!